武井たか子の活動報告

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横谷埋立センター浸出水処理設備改良工事の反対討論

今日から、3月議会が始まりました。
横谷埋立センター浸出水処理設備改良工事7億4025万円の請負契約に反対の討論を行いました。

この議案は、工事の必要性について十分な説明ができず、聞けば聞くほど疑問が深まることから、9月議会、12月議会と継続審議とされてきました。この結果、私は以下の点から、この契約に反対します。

第一は、契約における不透明さです。契約における透明性の確保は自治体の本分です。今回の特命随意契約は、特許を掲げる業者が優位性を持ち、自治体のチェックが及ばない、不透明さが際立つ契約としか思えません。特許で15年間縛られ、今この契約を結べば、38年間もの長きにわたって水ing一社が運転管理を独占する状況が生まれかねません。公共とは何かが大きく問われます。特許、特許で独占を許す行政の安易さは認められません。

第二は、当初計画の見通しの甘さです。市民のごみ減量により埋め立てゴミに占める焼却灰の割合が増えたことから、浸出水の中の塩化物イオン濃度が増し、脱塩処理機能を上回り、運転が困難になっているとのこと。しかし、全国には塩化物イオン濃度6000mg/リットル、10000mg/リットル排出された施設がありました。この時点で、十分な調査を行っていないことは松山市の落ち度です。また、2003年供用開始した1年目から2000mg/リットルの処理能力を超える塩化物イオン濃度が出ています。松山市がごみ減量を掲げて久しい中、その政策を一手に担う行政として本当に減量を予測できなかったのであれば、そのこと自体が大いに問題だと考えます。毎年松山市ではごみ処理費用として約60億円の税金を使っています。これは市税の1割に当たります。今回の建設費9億4000万円、当初の建設費10億円と併せて約20億円にも及ぶ建設費になります。事を深刻に受け止め、当初計画を検証すべきです。

第三は、エコ次亜を下水浄化センターに使うことの不確実性です。全国的に見ても脱塩処理が広がらない中、さらに全国初のチャレンジをすることには慎重さが求められます。毎日12トンのエコ次亜が生産されるとのこと。年間4380トンのエコ次亜を下水浄化センターに運ぶのなら、貯留池の水位を見ながら濃度の濃い浸出水を年間4380トン処理業者に運ぶ対応も可能です。ごみ減量は環境部全体の至上命題です。2014年には新たな一般廃棄物処理基本計画を策定する予定です。塩化物イオン濃度の原因という生ごみ対策に切り込んだ根本的解決へと見直す猶予はあると考えます。

最後に、地元の方から要望書が上がっていました。過度に貯留池からの浸出水の越流を強調し、下流域の方々に不安を掻き立てるこのたびの行政手法にも大いに問題があると思います。そもそも1年以上の工事期間があるのですから、当然危機管理は必要であり、万全であるのが前提です。にもかかわらず、その説明は怠り、繰り返し巻き返し危機を煽り、不明な点の多い事業を推し進めようとする行政姿勢は反省すべきと考えます。
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by takei-takako | 2014-02-20 20:23