武井たか子の活動報告

ttakei.exblog.jp
ブログトップ

2018年3月19日 愛媛県議会2月議会

愛媛県議会2月議会最終日に反対討論を行いました。
5分という限られた時間での討論です。


まず、定第6号平成30年度愛媛県一般会計予算について
時代は少子高齢人口減少社会へ急速に進み、私たちの想像を超えるほど大きく変化しています。愛媛県の高齢化率は31%、約3人に1人が65 以上の高齢者です。団塊世代が75歳を迎える2025年も目前です。このような時代を背景に、JR松山駅付近連続立体交差事業や山鳥坂ダムなど何十年も前に計画された大型公共事業は、エネルギーや自然環境、財政、費用対効果など幅広い観点から、持続可能性に照らして、その必要性を見直す時期にあると考えます。今、全国の自治体で右肩上がりを前提に建てた公共施設が縮小、廃止も視野に入れた厳しい選択に迫られています。インフラやプラントも同様、維持更新への精査が求められています。愛媛県ではえひめ国体を冠に掲げてJR高架事業を押し進めてきましたが、昨年事業採択後10年が経過し再評価が行われました。完成年度が2024年度へ延び、事業費は386億円から484億円に増え、 B/C(費用便益比)が1.55から1.03へ下がりました。 四国新幹線誘致に向けた動きも始まり、その整合性をどう図るのか、新たな課題も見えています。一度始めた公共事業も柔軟に見直すという発想の転換を求めて、この予算に反対します。

次に、定第25号平成29年度愛媛県一般会計補正予算(第8号)について

今治新都市中核施設整備費補助金は、国家戦略特区における選定過程の情報開示が不十分なままで、公正公平性を確認できず、2018年開学ありきで進められていることは問題と考えます。この度、森友学園への国有地売却に関する公文書改ざんが急浮上し、安倍政権への不信が募る中、加計学園においても文科省の「総理のご意向」記録文書への疑念も深まっています。 さて、今議会において、この獣医学部建設費に139832万1千円を補助することに対し、愛媛県の説明責任が尽くされたとは思えません。職員が業務の一環として図面や積算を精査して補助金の妥当性をはかったのですから、資料を出して詳細に説明するのは当然のことと考えます。とりわけ将来的に何らかの形で使うというBSL(バイオセーフティレベル)3の施設の安全性に関する県民の懸念に答える責任は大きいと考えます。「公益性」として、若者の定着と地域経済の活性化を繰り返し強調されましたが、どう検証されるのでしょうか。また、卒業者の職域及び特定地域への就労を義務づけることができるのでしょうか。わが国では7人に1人の子どもが貧困状態にあり、さらに学費の高騰で多額の奨学金を背負う子どもたちが増えています。この切実な実態を最も理解しているはずの県と今治市は、本気で獣医師不足を解消するのなら、なぜ公立大学の設置にむけて努力しなかったのか、納得できません。残された課題に対する今後の誠意ある対応を求めて、この予算に反対します。


最後に、
定第56号愛媛県学校職員定数条例の一部を改正する条例に反対します。

先日、松山市教育委員会における20176月の調査で、概ね月80時間超の時間外労働、いわゆる過労死ラインを超えた教員が20%いたと報告されました。何と5人に1人の割合です。全国的に教員の長時間労働が問題となっています。県教委に伺いますと、時間外労働について県下の実態が十分に把握できていない状況です。当初予算には、新規事業として、スクールサポートスタッフ配置事業や部活動指導員配置促進事業が上がっていますが、今は、労働環境の改善が優先課題であり、これらの事業の効果を含め、改善が見えない段階で一律に定数削減するのは拙速だと考えます。


[PR]
by takei-takako | 2018-03-23 11:37