武井たか子の活動報告

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2018年5月16日 政治分野における男女均等法が成立した!!

5月16日、やっと「政治分野における男女共同参画推進法」が成立しました。
1994年に設立した「議会に女性をおくる会」の活動を通して、法律による推進の必要性を痛感してきました。条文は努力義務にとどまり拘束力がないと言っても、一歩前進であることは確かです。感無量です。
この法律の成立を求め、4月10日女性参政権記念の日に、衆議院会館で院内集会を開きました。その時、愛媛から駆けつけて、下記の発言をいたしました。
  

 愛媛県議会議員武井多佳子です。私は、松山市議会議員を154カ月務め、昨年10月に行われた補欠選挙で愛媛県議会二人目の女性議員となりました。今、県議会の女性議員は定数45人、欠員243人中たった2人です。補欠選挙前の女性議員率は47都道府県中47位の最下位でした。残念ながら、県下20自治体においても女性議員は1割にも満たないのが現状です。女性議員が一人もいない「ゼロ議会」がまだ3自治体もあります。今日は、女性の政治参画後進県から、声を届けに参りました。

 しかし、何もしてこなかったわけではありません。

私は、1994年、仲間とともに「議会に女性をおくる会」を立ち上げ、今日まで活動してきました。選挙のノウハウを学ぶ「バックアップスクール」、女性議員の必要性を訴える「女性と政治キャンペーン」、クオータ制を始めとした学習会、ゼロ議会への申し入れ、「怒れる女子会」など、できることは何でもやってきました。自らも女性議員として役割を担うことから、活動を通して女性議員の必要性を訴えてきました。

党派を超え、ひとりでも女性議員が増えてほしいと啓発し、特に地盤・看板・かばんが弱い女性たちの応援にはできる限り駆けつけました。その中には首長選挙に果敢にチャレンジした女性も4人います。最近の選挙動向を見ると、立候補する女性は着実に増えており、希望も見えています。発足当初のメンバーには国政選挙にチャレンジした仲間もいます。「議会に女性をおくる会」を立ちあげて、24年目を迎えています。

本日は女性参政権施行72年を迎える記念すべき日ですが、私たちのこれまでの活動を通して提案したいことをお話しします。

それは、現状の見える化と女性の政治参画の啓発です。

 特に、女性議員「ゼロ議会」への働きかけに力を注いできましたが、女性議員数や全国での比較など、客観的なデータを広く知らせる必要があります。市川房枝記念会による調査結果を参考にさせていただいていますが、愛媛県は合併先進県ですから、選挙が統一されていないので、変化するデータを更新し、タイムリーに公表する意義は大きいと思います。昨年行われた4つのゼロ議会の選挙結果は3つの自治体で女性議員が誕生し、うち2つの自治体では女性候補がトップ当選しました。個々の実績や政策への評価はもちろんですが、私たちが応援した町議会議員選挙の住民の反応から「ゼロ議会」のインパクトが大きいことを実感しました。確かに、以前に比べて、議会に女性がいないことへの問題意識は高まってきています。しかし、「ゼロから1」を「1から複数」へと次のステージへ向かうにはまだまだ課題があると思います。そこで、まずは、積極的な見える化です。

次に、啓発です。私たちは、これまで様々な角度から取り組んできましたが、参加者数は少なく、政治的なことは嫌煙されがちです。しかし、予想外に高校生や子育て世代の参加もあり、うれしい経験もしてきました。24年地道に取り組んでこられたのは、この感動に支えられたからだと思います。しかし、一方、悩まされてきたのは、女性なら誰でもいいのかという問いです。では、男性の立候補者に対して、男性なら誰でもいいのかと問われるでしょうか。女性にだけ、このハードルをかすのはおかしいと思います。女性が政治に参画できないことの問題の本質が見えなくされていくと思います。政策決定の場に女性が発言権を得ることはまさに権利であり、複雑多様化する市民ニーズを反映させる上で重要な方策でもあります。今後理解を深める啓発は欠かせません。自治体が積極的に取り組んでほしいと思います。特に男女共同参画推進センターはもっとその役割を担っていただきたいと考えます。この意味から、法律に期待します。

せっかくの機会ですので、法律に沿って数点お願い申し上げます。

まず、法案第4条政党その他の政治団体の努力についてです。特に世界的にも低い日本の国会議員の中の女性議員をどう増やすかということには特段の努力が求められます。「自主的」ということから、各政党に委ねられるわけですが、目標を掲げ、その目標達成への最大限の努力がなされますことを心よりお願いいたします。

次は、女性の政治参画を推進する上で現在の選挙制度をも見直す柔軟な姿勢を持つことをお願いしたいです。広くは第7条の環境整備にも含まれると考えますが、例えば、小選挙区制度において女性議員が誕生するのは困難ではないかという点など、第5条実態の調査及び情報の収集等に基づいて、分析し、改善につなげていただきたいくよう、お願いします。

202030%目標を掲げています。2020年は目前です。2019年は統一選挙の年、選挙は4年に1回ですから、一度チャンスを逃したら、4年間先延ばしになります。取り組みが急がれます。あまりにも歩みが遅い中、議会の男女平等を願い、共に活動し、その日を見ることなく、亡くなった仲間たちはたくさんいらっしゃいます。私は、その仲間たちの切なる願いとあわせて、法律の速やかな成立と施行を強く求めるとともに、この法律によって女性議員が増えるという結果を一日も早く実現させたいと強く申し上げ、私の発言を終わりたいと思います。


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by takei-takako | 2018-05-18 16:31

森林・林業・林産業現地視察で秋田県へ

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2018
326日~28日 
愛媛県議会森林・林業・林産業活性化促進議員連盟現地視察

★秋田県の木材利用の促進に関する県の施策について
木材利用促進を総合的に推進する秋田県の取り組みについて学ぶことができた。2016年に制定した木材利用促進条例に基づき、木材の優先利用、県産木材製品の販売・海外輸出の促進、技術の開発、人材育成などの施策を体系的に位置づけ、具体的に取り組んでいた。中でも、施設や住宅のみならず、風合いのある家具など、クオリティーの高い製品の開発にと取り組んでいる点が注目された。やはり、条例による裏付けが木材利用を促進することになっていることが理解できた。特に、興味深かったのは木育、子どものころから木に親しむことの大切さを実感する。秋田県水と緑の森づくり税事業が活用し、幼稚園、小中学校及び市町などに木育教育を支援している点が素晴らしいと.思った。

★国際教養大学の秋田杉を使った中嶋記念図書館、県産材を活用して木質化したJR秋田駅、秋田杉角材やユニットパネルを使った秋田県庁を見学した。
特に、JR秋田駅は秋田公立美術大学と行政、地元企業が連携し、駅、自由通路、待合ラウンジなどを県産材で統一したデザインで、木に癒される空間が作られていた。通過点ではなく、人が集うというコンセプトがとても新鮮だった。リフォームという形でうまく木質化ができるいい例だった。また、公立大学の協力が得られた効果も大きく、この手法も興味深かった。
2012年に設立したアスクウッド(秋田製材協同組合)は、年間10万㎥生産している東北最大級の木材工場で、幅広い製品を生産している。天然秋田杉銘木の加工も行うなど、地域優良材の活用にも取り組んでいた。スケールの大きさに圧倒された。
<写真はJR秋田駅>



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by takei-takako | 2018-05-11 17:49 | 視察